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高尾山の蝶の幼虫たち
Caterpillars in Mt. Takao
高尾山では、アサギマダラの幼虫を観察することができます。

アサギマダラの
いのちの森
高尾山では、登山道のそばでアサギマダラの幼虫たちを観察できます。全国的に見ても、このような場所は貴重です。アサギマダラの食草(幼虫が食べる草)のキジョランが、ハイキングコースのすぐ近くで自由に生育できる環境はあまりなく、アサギマダラファンにはたまりません :)
しかし実はこのつる植物、木の成長を阻害してしまうほどはびこるため、人工林では「つる切り」といって伐採の対象とされています。高尾山でも人工林のエリアでは少なく、他県ではすでに準絶滅危惧種と指定されるほど減っているのです。
高尾山の森は自然のままの天然林で、「殺生禁断」の教えを掲げる薬王院や戦国時代以来の為政者によって手厚く守られてきました。現在ほとんどの山が植林された人工林となってしまっている中で、この地は生き物たちにとって大切な「生きる場所」であり、わたしたちの宝です。
食草の減少は蝶たちにも大きな影響を与えます。高尾山の森はもちろん、そのエリア外でも、キジョランを残すエリアを決めて保護してもらうなど、対策を立てることが必要だと思います。未来の子どもたちにこの蝶をつなぎたいです。
















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