秋の虫たちに会いに
暑い夏が過ぎ、やっと秋らしくなり、秋の昆虫ってどんなだろうと思い、参加しました。

ケーブルカーの中で、マユさんが何やら小さい石を見せてくれる。チャート(海底にプランクトンが堆積してできた岩石)と石英(ガラスのような鉱物)でできた石だそうだ。このチャートの地層は高尾山にもあり、かつて大昔1億年前、高尾山周辺は海だった証拠とのこと。わ~、小さな石だけど、1億年前を体感できるのね。ふと、化石マニアの人たちの気持ちになった。貴重だな。
ケーブルカー山頂駅から霞台へ。天気がいいので、いい眺め。江の島が見えるのは、知らなかった。今度誰かに教えようかな。
カンアオイを見つける。なんと今回は、葉の下に三角形の花が咲いている。地味に遠慮がちに咲いているところが、なんとも愛らしい。
いろいろな葉っぱに白い筋のような模様がある。ハモグリバエさんの仕業ですよと教わる。
ご一緒した参加者のしょうまくんのおかげで、木を降りている途中のミスジマイマイを発見。しかも歩いた跡が点線になっている。面白!
ナキリスゲにカンスゲワタムシ。不要な糖分を蝋物質として排出、だそうな。カンスゲさんの「くもくもの隠れの術!」ですね。
キジョランの葉っぱで、なんとアサギマダラさんの1齢幼虫に出会う。自分の周りをま~るくカミカミしている最中でした。無事に成虫になってほしい。
雨上がりのせいか、今日は一段とキャラメルを焦がしたような匂いがする。カツラの木の落ち葉で、おなかが空いてきた。

エノキにアカボシゴマダラさん達がいっぱい。すでに葉っぱが食べ尽くされている。この子達、どうなるのかな~。運を天に任すしかないかな。
頂上では、今月もコナラの木の樹液を吸っているスズメバチが沢山。それに交じって、スズメバチなんて全然気にせず、アカタテハやルリタテハも樹液レストランでお食事中。スズメバチ注意のロープのそばでは、お弁当を召し上がっている人達もいる。皆食べることに集中しているので、スズメバチが気にならないのかな?
というわけで、もみじ台に着いた。なめこ汁を注文する。お椀の淵までいっぱいのなめこ汁、熱々で美味しかった~。生物部の活動、今回も楽しかったです。ありがとうございました!
