4月の部活動報告
更新日:4月22日
先週の4/16(日)、新しくお越しくださったお二人を迎えて、総勢7人で部活動をしてきました。
参加者のみなさんのレポートもあわせてご覧ください。 みなさんお忙しい中、素敵なレポートを提出くださって、ありがとうございます!! |
私のこのレポートは、参加者のKazumiさんからご提供いただいたお写真を交えて書いていきたいと思います。

Photo by Kazumiさん さてこの日は、スミレとアサギマダラの幼虫を見ることをテーマにしていました。が、結果は… 、どちらも観察シーズンが終わっていました。今年は雪も少なかったし、2月末から春の花が咲き出していましたからねー。スミレも早々に種類が咲き揃ってしまって。少なくとも去年より1週間以上季節が進んでいる印象です。
去年の同じ日の写真を見ると、エイザンスミレもタカオスミレも咲いていたのですが、もう葉っぱしか見ることができませんでした。でも、花期が長いタチツボスミレやかわいいマルバスミレが咲いていました。他にはチゴユリやホウチャクソウ、イロハモミジやカエデの花が見頃でした。小さなセンボンヤリたちも見られました。
Photos by Kazumiさん
アサギマダラの幼虫は、みんな姿を消していました。九州では早くも初見の報があったとのこと。こちらのみんなもそろそろ安全な隠れた場所でサナギになっていることでしょう。
1枚目 ホウノキの新芽。ピンクの芽鱗(植物の冬芽を包んでいる鱗片葉)がきれい
2枚目 雨上がり、ベストコンディションのツチグリ
3枚目 エノキの木に張り付いていたこれ、冬の間に観察していた子たち(アカボシゴマダラ)の脱皮殻だと思います
4枚目 アカボシゴマダラの春型の幼虫は新芽を食べて赤くなるとのこと
5枚目 同上。ところが羽化するとアカボシはない白い春型の成虫になるんですよね
6枚目 いろんな虫がいるイヌブナの木の下でキャッキャする私たち
7枚目 イラガの幼虫?!と思いきや、どうやらヤママユガの幼虫みたい(イラガの幼虫は刺すので触らないでくださいね)
8枚目 ビロードアシナガオトシブミかと思ったら、ヒゲが長いので違うとのこと。チョッキリだそうです
9枚目 Kazumiさん撮影の私。障害者の方がアサギマダラの蛹のイメージでマスコットを作ってくださったとお持ちくださいました。めちゃめちゃ嬉しいです!ありがとうございました!
※アカボシゴマダラは、特定外来生物に指定され、採取や移動などは禁止。食草のエノキがオオムラサキやゴマダラチョウと競合となり、在来の生態系への影響が懸念されています。が、この子たち自身にはどうすることもできません。私たち素人も専門家にお任せして愛でるだけにしましょう。
さて来月は、いよいよアサギマダラのシーズン。暑くなりすぎていないことを祈りつつ、またみなさまとの楽しいハイキングを楽しみにしています!